Last Update : 2003/06/21

目隠し飛行

再び飛行訓練にやってきました。勝手知ったる空域に飛行機、しかも今度は待ちに待ったIFR訓練…準備期間も十分にあり、再びひたすら飛行訓練に専念します。教官は、若い南米出身のロナウド。既に2000時間+の飛行時間を持つというつわものです。

■ひたすら計器を見て
計器飛行の基本は、外を見ないで水平飛行、旋回、上昇・下降が正確にできるようになることです。これに、細かい速度調整などが加わります。

早速、いつものように飛行機に乗り込み、エンジン始動、出発許可をもらい、タキシング、離陸へと進んでいきます。ここまではいつもの訓練。離陸後、「アイ・ハブ・コントロール。じゃあフード着けて」というロナウドの指示でフードを着けますが、ここから長い長〜い計器とのにらめっこの始まりになるとは…。

この間もまだ上昇中。基本的にVFRで飛んでいるので、ロナウドの指示を受けながら指定方位に旋回、上昇、そして水平飛行を続けていきます。この辺は特に難しいことはありませんが、いつも突風にあおられるルートなので、体感的にいやぁな感じがします。

■時間を計りながら飛ぶ
旋回、上昇・下降は、時間が関わってくるものが多いことはご存知の通りです。計器パネルの隅に付いている旋回率計では360度旋回を2分で行うようになっていますし、VSIでは「毎分」何フィートで上昇・下降するかを知ります。高度3500フィート、方位090で飛行中の飛行機を、1分間で高度4000フィート、方位270に持って行きたい場合…旋回はスタンダードレート(標準率)、VSIを毎分500フィートに持っていくことになります。

洋上に出たようで、気流も穏やかになってきました。早速、上昇・下降、旋回、その組み合わせの訓練です。単調な操作ばかりですが、ちょっと気を許すと頭が混乱しそうになるので、飛行経路を想像しながら慎重に操作します。その間に水平飛行を繰り返し、変針しながら訓練空域はどんどん移動しているようです。フードを着けているので、顔を横へ向けない限り空の状況が分かりません。この日は非常にきれいだったはずなんですが…。

■コンパスが…!
急旋回をやることになりました。右・左と続けますが、2回目でDGが空回り!「あれ…?」AIは正常に動いているようですが、何とも面妖な動きです。試しに反対方向へも旋回してみますが、改善せず。結局、このまま普通の計器飛行を繰り返しながら帰ることにしました。

外はもう夜になっています。「フード外していいよ」と言われ、実に2時間半ぶりに外の景色を拝めました。眼下はハイウェーの灯りなどが光ってとてもきれいです。ロナウド「いやぁ、きれいだなぁ…僕、この時間のフライトが一番好きだな」。まぁ、ね…今日はフードをかぶってる人間を横目に景色を満喫したんだろうなぁ…。

ATISを取り、アプローチと交信、クラスBに進入、いつものように着陸して終了。3時間余りの飛行で、既に5レッスンが終了してしまいました。これらの飛行は、徹底的に身に着くように今後もことあるごとに繰り返して行うことになります。しかし、計器飛行は気が疲れる…。




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