Last Update : 2003/03/02

Flying Lady 奮戦記 − 迷っちゃったよぉー !

<初クロスカントリー>

次はホノルルを離れ別の島に行くための訓練が始まる。VORという電波施設を使用して自分の位置を特定する技術や、空域を通過する為の交信などを練習したあとインストラクターと一緒にクロスカントリーに出掛ける。
初めて見る他の島で空港がどこにあるか、飛行中どういう交信をしなければならないか、針路を維持しながら位置通報をする手順、他機との衝突回避など、気にしていなければならないことがたくさんある。

インストラクターと2回クロスカントリーに出た後、ついに一人で飛ぶ日が来た。モロカイ島からラナイ島を経て帰ってくるフライトプランを作成しスタ−バックスにチェックしてもらう。
「必ずヘディングを維持するんだぞ。何があってもヘディングさえ維持していれば目的地に着くから」
・・・と念を押され出発。
ソロは初めてではないとはいえ、オアフ島の外に出るのはこれが最初。かなりの緊張だった。

そして離陸した途端頭は真っ白に…。あんなにヘディングを維持しろと言われたのに、そんなことは頭の片隅に追いやられてしまったようで・・・というのも・・・
オアフ島とモロカイ島の間には少しだけ海しか見えない区間があって、そこを飛んでるときになぜかとてつもない不安が襲ってきて、しかもヘディングが間違っているような気さえしてきて、とりあえず見えてきた陸地を目指して飛行。

確かにそこはモロカイ島だったけれども、当初の通報ポイント「Ilio point」から西側の「Laau point」だった。
なんか様子がおかしいな。この前とちょっと景色が違うような気がする。
・・・かといってどこにいるのかもハッキリしない。

え〜ん、迷っちゃったよぉーー! 心臓はバクバクしてる・・・
どうしていいか分からない。とりあえず「Abeam Ilio point」とモロカイタワーに通報したところ「シーン」。
たぶんレーダーを見てそんなところに飛行機はいないのを不審に思ったのだろう。しばらくして「Ident」と言われトランスポンダーをIdentすると、「You are not abeam Ilio Point」と言われた。「あ、やっぱり…。」・・・ で、私は今どこ・・・?
「Your position is 4 miles west of Molokai VOR. Do you see where the airport is ? 」「No...I’m sorry but this is my first solo...」「O.K. proceed direct to Molokai VOR then give you radar vector 」とかなんとか言われたと思う。

幸いモロカイのVORを合わせてあったのでそれに向かって飛んでいった。すると目の前に空港が… この上なくうれしかった。帰ってからその話をしたら、スクールのみんなが「島でどうやって迷うの??」確かに…
スタ−バックスは「どうしてあんなに念を押したのにヘディングを維持しなかったの?お前のニックネームは今日から”Ilio”だ!」と言って私をからかった。
「でも問題を告白してちゃんと解決出来たんだから良いパイロットだ」と一方でマックドナルドが励ましてくれた。






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